第591話
季節は巡る
2025年8月18日~19日
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<コースタイム>
8/18
千畳敷駅
乗越浄土
中岳
駒ヶ岳頂上山荘(幕営) |
11:30
12:19-12:22
12:40
12:53
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8/19
駒ヶ岳頂上山荘
木曽駒ヶ岳
馬ノ背分岐
濃ケ池
駒飼ノ池
乗越浄土
千畳敷駅 |
4:45
5:01-5:16
6:38-6:44
7:06
8:05-8:10
8:47-8:52
9:38
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お盆が過ぎても全国的に猛暑が続いているが山の人込みは少しは落ち着いただろうと、木曽駒をテントを担いで歩くことにした。去年の10月にも行ったが脚の痛みで計画を中止した周回コースである。お盆明けの平日とあって観光客は
多いながらもシャトルバス、ロープウェイとも待つことはない。
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千畳敷はもう秋の気配で目立つ花は咲いていない。チングルマのススキをたくさん見かけたが、ススキでもチン
グルマを見るのは久しぶりだ。来年は咲いているチングルマを見ることができるだろうか。
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昼過ぎに頂上山荘でテントを張る。去年1000円だった幕営料は2000円になっていた。コロナの時期はど
こもいきなり大幅に値上げしていたが、ここに来ての値上げはインフレのせいだろうか。また食中毒の危険があるので弁当の販売はやめたとの案内が小屋内に掲
示されていた。
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一時、霧っぽくなっていたが夕方になってまた晴れてきたのでテントから這い出して、日没を見ることにした。
ここのテン場は稜線だけあって日の出日の入りを見るには絶好だ。
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日が暮れるのを待ちながら足元を見ていると結構たくさんのトウヤクリンドウが咲いている。山の上では夏も終わりだ。太陽は御岳の左に
沈んだ。ここまできれいな日没はいつ以来だろう。
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ここ何年間か夜中に頻繁にトイレに起きるようになっているが、それは山の中でも変わらない。深夜1時には時
計を見間違えてシュラフを一回たたんだりもする。4時に起床しオリオンと金星木星を見ながらテントを撤収、5時に木曽駒山頂でご来光を迎えた。
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木曽駒山頂には木曽側と伊那側の二つの社がある。山にある社ではいつもただ見守っていてくださいとだけ祈っていたが、今回はまぬのことも祈った。もっとも強く思うだけで願うことは何もない。
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山頂からは馬ノ背経由で濃ケ池、駒飼ノ池の周回だ。馬ノ背では巨岩ごろごろのコースがやけに歩きづらくて怪我
をしてから一段とバランスが悪くなったことを実感する。稜線を外れて濃ケ池への道に入るとナナカマドが色づいていた。
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このコースできつかった記憶はないのだが、今回は違った。時間も今までより大幅にかかり、馬飼ノ池の手前の急登ではわずかの距離なの
に脚があがらない。いやでも老人になったこと思い知らされた。
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乗越浄土から千畳敷への下りは前回は大変な目にあっ
た所だが、さすがに今回は大丈夫だった。濃ケ池から駒飼ノ池の間でもたくさんのトリカブトを見かけたが、中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイのホームページによ
ると千畳敷のトリカブトはサクライウズというそうだ。
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