第572話

ようやく行った木曽駒ヶ岳

2024年10月12日~13日

 
<コースタイム>
10/12
千畳敷駅
乗越浄土
中岳
駒ヶ岳頂上山荘
木曽駒ヶ岳
駒ヶ岳頂上山荘(幕営)
8:30
9:28-9:35
9:56
10:16-10:49
11:06-11:14
11:46
10/13
駒ヶ岳頂上山荘
木曽駒ヶ岳
駒ヶ岳頂上山荘
中岳
乗越浄土
千畳敷駅
5:19
5:34-5:59
6:21
6:37
9:58-7:01
8:09
 
体力的に無理のない木曽駒のテント山行を計画したが、ここにきて左膝が痛んで様子を見ているうちに小屋閉めの時期になってしまった。10月の三連休、混雑はわかっていたが膝の痛みも少し良くなったので思い切って決行する。菅ノ台のバスセンターは朝の6時前でも長蛇の列、先が思いやられたが8時半には千畳敷に到着する。
予報どおりの好天で千畳敷の眺めは素晴らしかった。富士山も望めて気持ちも軽やかになるはずだが、膝を騙しながらゆっくり歩くしかない。
もともとは頂上山荘でテントを張った後、木曽駒から濃ヶ池を周回する予定だったが、中岳を通過する頃にはそんな状態ではないことは分かっていた。目の前の山頂だけ往復したが、山頂は三角点での写真撮影の順番を待つ人が列をなしている。
そんなわけで昼前からテントの中でだらだら過ごすことになる。山に登り始めたころは、テン場では青とオレンジのダンロップのテントが目だったが、40年の歳月を経てダンロップは絶滅し今はモンベルのテントが主流派である。
雲が多くなっていたので日の入りは期待していなかったが、思いがけずすっきりとはいかないまでもこれはこれで綺麗な日の入りとなった。もっともこの頃、膝の状態はさらに悪くなって平地でも脚をひきずる有様である。
夜半に痛み止めのロキソニンを飲むと何とか行動はできそうになる。テントの中も結構冷えて霜がついたテントの撤収はきつかったが、ヘッドライトで再度山頂往復である。
秋にしてはそれほど空気は澄んでいるわけではなかったが、大展望の夜明けになった。久しぶりに南アルプスのシルエットの山座同定をしてみる。御嶽も山頂部に陽が当たった。
乗越浄土から千畳敷への降りは覚悟はしていたが厳しいものだった。膝の痛みだけでなく脚が弱っていることも実感する。やはりもっと本格的にトレーニングをしなければいけない。
千畳敷では今までいつもすぐに山にとりついていて遊歩道のある剣ヶ池は行ったことがなかった。千畳敷駅からの眺めとたいして変わるわけではないが赤くなったナナカマドが池のほとりを彩る素敵な所である。大混雑のロープウェイだが流石に朝のこの時間の降りは空いていた。

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