第590話

2025年の夏

2025年8月5日

 
<コースタイム>
8/5
西側駐車場
稜線
八子ガ峰西峰
ヒュッテアルビレオ
東側駐車場分岐
トレッキングコース入口
西側駐車場
4:53
5:22
5:34-5:38
6:20
6:42
7:28
8:21
 
家庭菜園で収穫した野菜を道の駅に出荷することを除けば何もしない夏だった。気候変動はますます加速していてほんの数年前と比べても異様な気候である。今日も曇っていても早朝から1600m以上の高地とは思えない気温だった。
八子ガ峰の高山植物はかなり前からほぼ絶滅している。今では盛夏でも鹿が食べないマルバタケブキ以外はナデシコとアザミが少々といったところ。無気力で遠出をする気にもなれないのでわかってはいても近場でお茶を濁したのだが、それでも来てみれば草原の稜線を歩けてよかったと思う。
花のない草原では早くもすすきの穂が出始めていた。まぬが死んでから時間が止まったような夏もいつのまにか季節がめぐっている。淀んだようにどんより暑い2025年の夏もあと少しのはず。
山を降り車の回収に別荘地の中を歩いていて、考えもしなかったが道端にオトギリソウが咲いているのを見つけた。最近、忘れていた小さな感動である。

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