第580話

豪雪の山里から樹氷の森を抜けて

2025年3月10日

 
<コースタイム>
3/10
温井
鍋倉山
温井
8:45
11:38-11:53
12:56
 
市街地はそれほど雪が多いわけではなかったが、温井まで入ると近年では一番の積雪だった。歩き始めてまもなく下をくぐる電線も今年は頭の高さである。
北信地方も今日は春の陽気で、真冬並みに着込んできたのでこの日差しでは大汗をかく。体力の衰えをひしひしと感じて山麓の雪原を歩くだけで息があがった。
しっかりした先行者のトレースがあったので付いていくと初めて歩く北斜面から回り込むルートだった。あたりは樹氷のブナ林になり夢のような景色である。気温が高くなってきたのか氷化した雪片が絶え間なく落下していた。
雪の状態がよく歩きやすいルートだったこともあり、疲労はともかく今の自分としては順調に山頂に着く。また妙高と再会できて何よりである。樹氷の森のスキーは快調だったが、山麓の雪原まで降れば雪は重く休みながらの下山だった。

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