第247話
信州峠からの横尾山
2011年8月30日
横尾山のカヤトの原にて
<コースタイム>
8/30 信州峠 7:51
カヤトの原 8:40
横尾山 9:08-9:16
カヤトの原 9:47
信州峠 10:28

はっきりしない天気が続いていたがようやく好天の朝になった。
毎日が日曜日の日々が続いているのでハイキングに出かけることにする。
夏前に清里の飯盛山の東にある横尾山を考えたことがあったが天気が悪くてそれきりになっていたのを
思い出した。
飯盛山からの道はほとんど歩かれていないうえに距離が長いので、
東側の信州峠から往復することにする。
信州峠とは何とも立派な名前だがあまり聞いたことがないし、
ウィキペディアにも記事はない。

樹林の中の道を1時間近く登ると不意に視界が開けて
カヤトの原に出た。
ススキの草原はそれほど広くはないが展望が大変よく
進行方向の八ケ岳が横尾山本体でいくらか
陰になる他は、さえぎる物がない。
逆光ながら富士山も望め金峰山が大きかった。

カヤトの原には
マツムシソウやハギ、アザミなど秋の花からフウロなどの夏の花まで数多くの
花が咲いていた。
いろいろなチョウも舞っていて上空にはトンボが飛んでいる。

横尾山の山頂は南側が開けている他は樹林に覆われていた。
尾根上の小さな突起で
山梨百名山と書かれた標識がなければ山頂とは気がつかないだろう。
飯盛山に向けては標識はなく、道といえるような道もなかった。
朝の9時だったが雲が出てきて南側に見えるはずの南アルプスはもう見えない。

平日のあまり知られていない山なので誰もいないものと思っていたが、
帰り道でトレラン姿の年配の人とすれ違う。
カメラを手にしただけで荷物は何もない。
走ってはいなかったが元気なものである。
樹林帯に入ると登りの時は気づかなかったがトリカブトが咲いていた。もう秋である。
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