第236話

冬の北横岳

2011年2月13日

縞枯山荘と北横岳


<コースタイム>
2/13  ピラタス山頂駅    9:25
      北横岳北峰       10:25
   三ツ岳分岐       10:40
   三ツ岳           11:00
   雨池峠           11:45
   ピラタス山頂駅   12:05

2月2週の連休の八ケ岳南麓は今年一番の大雪になったが、連休最終日の朝は寒さは厳しいながら 素晴らしい天気で明けた。 LCVの八ケ岳ライブを見ると八ケ岳の稜線に雲がかかっているが、 天気予報はすごくよいので北横岳に行くことにする。 ピッケル、アイゼンでピラタス山頂駅から北横岳、三ツ岳を周遊し、スキー場の中を スキーで下りる計画である。 ローウェイで上に上ると山頂駅にスキー板をデポして歩き始めた。








天気の回復は遅れ気味ながら山頂駅から北横岳にかけては多くの登山者で賑わっていた。 歩き出してまもなく、調整のため引っ張った拍子にモンベルのオーバーパンツのサイドのファスナーが破損する。 20年近く使っていたものなので破損も仕方ないが、 下山する前にサイドがバラバラにならないか心配することになった。









北横岳から三ツ岳経由の雨池峠への道はちょっとした岩山で歩きにくく、 分岐には軽装での入山禁止の掲示があったりして登山者はぐっと少なくなる。 昭文社の登山地図のコースタイムでは 2時間となっているが、今日は雪の道はよく踏まれていて歩きやすく半分の時間で通過する。 ただペンギンが歩いた時間はすれ違った登山者が一人いただけなので朝方に多くの登山者が通ったのだろうか。











三ツ岳を通過する頃から青空が覗き始め八ケ岳の稜線も姿を見せるようになった。 大雪の後だけあっていつになく白く、山麓も雪景色である。 雨池峠まで行くとまた登山者が多くなり、予定よりかなり早い 12時に山頂駅に戻った。









最後はスキー場の中の滑走である。 登山用プラブーツでの滑走は 足元が不安定なうえに久しぶりのこともあって転倒してしまい、 それまでなんとかもっていたオーバーパンツのサイドがついにバラバラになってしまった。

滑走を終え駐車場まで戻り靴を履き替えようとしたところで ピッケルがない事に気づく。 山の中に忘れたのならギブアップだったが、スキーに代える時、 山頂駅に置き忘れたことを思い出した。








トップページへ